吉田有里さん(アートコーディネーター)による講演会「現代アート入門―アートとまちづくり実践編」を開催します。
【講師/タイトル】
吉田有里(よしだ ゆり)氏(名古屋芸術大学准教授/アートコーディネーター)
「現代アート入門―アートとまちづくり実践編」
【日時・場所】対面のみの開催です。
日時:2024年6月7日(金)18時30分~21時頃
場所:梅田サテライト 101 教室(大阪駅前第2ビル6階)
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目2−2−600
【予約方法】
PEATIXより、事前申込をしてください(参加料無料)
https://peatix.com/event/3963327
【プログラム】
ファシリテーター吉田隆之(大阪公立大学大学院都市経営研究科)
18:30-19:50 吉田有里さん 講演 「現代アート入門―アートとまちづくり実践編」
19:50-20:00 休憩
20:00-21:00 意見交換&ディスカッション
大阪公立大学都市経営研究科都市政策・地域経済コースでは、初心者や一般の方にも、現代アートをわかりやすく理解していただくシンポジウム「現代アート入門」シリーズを不定期に開催しています。これまで、映像作家の山城大督さん、美術家の中崎透さん、アートプロデューサーの林曉甫さん、ペインターの今井俊介さんにご登壇いただきました。
今回は、アートコーディネーターの吉田有里さんに「アートとまちづくり実践編」というタイトルでご講演いただきます。
吉田有里さんは、建畠晢さん(詩人・美術評論家)のもと多摩美術大学・大学院で現代美術を学んだのち、BankART1929で故池田修さんのスタッフとして経験を積まれました。あいちトリエンナーレ2010、2013では、アシスタントキュレーターを務め、芸術祭のまちなか展開のリーディングケースをつくられた方です(あいちトリエンナーレでは、吉田有里さんと一緒に仕事をさせていただき、吉田にとっては、アートプロジェクトのイロハを教えていただいた大先輩です。)
その後は、名古屋港エリアでMinatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]を立ち上げ、共同ディレクターを務めておられます。コロナ禍が落ち着き、改めてアートのあり方が問われるなか、MATの取り組みは、地域に根差したアートのこれからを示唆しているように思います。
本講演では、これまでのキャリアや、現在の実践などをご紹介いただきながら、「まちづくりとアートの役割」「アートコーディネーターとはなにか、その社会的使命とは?」などについて、質疑・ディスカッションで深め、パンデミック後の地域アートの可能性について、広く意見交換できればと考えています。
吉田有里さんは、2000年代以降の国内のアートプロジェクトの隆盛とともに歩み、アートコーディネーターの歴史を自ら切り開いていったパイオニアともいえる存在です。大阪・関西で、対面でお話を聞けるまたとない機会です。一般公開としますので、アートとまちづくり、アートコーディネーターという職業などに関心のあるみなさま、奮ってご参加ください。
【講師プロフィール】
吉田有里(よしだ ゆり)
アートコーディネーター/名古屋芸術大学准教授
2004-2008年BankART1929スタッフ。2009–2013年あいちトリエンナーレのアシスタントキュレーターとして、まちなか展示の会場を担当。アートプロジェクトやフェスティバル、アートセンターにおけるコーディネート、企画、運営を専門とする。2014年より、名古屋港エリアでのアートプログラム Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]共同ディレクター、アッセンブリッジ・ナゴヤ共同ディレクターをつとめる。