修了生の声


2020年3月修了生(1期生)


高原浩之 2020年3月修了生
Q1:現在の仕事の内容
A1:米国建築家シーザーペリの下で、国立国際美術館、中之島三井ビルディング、九州大学伊都キャンパスマスタープランを担当し、2004年、㈱HTAデザイン事務所を設立後は、住宅から教育施設、川の駅はちけんや・道の駅みさき・PMO事業の公民連携の建築とまちと人を繋ぐ多様なプロジェクトに関わっています。

Q2:入学の動機
A2:建築の設計は、社会と大きく関わります。持続可能な建築を設計するには、その実現のための技術力だけではなく、地域経済・地域コミュニティーとの関わり方・マーケティングやICT/AIを用いたイノベーションなど、いわゆる都市経営の分野を学ぶことで、建築を都市の一員として捉え、私自身の設計理念 “建築<まち<人”の具現化のための学術的視野を拡げる目的で入学しました。

Q3:入学して良かったこと
A3:1年次には、私にとっては異分野であった経済学・公共経営・自治体会計の分野と実務で関わっていたまちづくり・都市計画・公民連携等の両面から学ぶことができました。そして、何よりも2年次での修士論文の作成においては、大いに悩み楽しく苦悩しながら、指導いただいた先生方をはじめ、特に同ゼミの中浦さんには、プロフェショナルとしての社会貢献への思いとその価値の大きさについて刺激と励ましを頂き、無事終了できました。この大学院での新たな出会いは、私の一生の宝物となっています。
そして、大学院で学んだことの集大成として、修論で取組んだSDGsは、私にとって公私ともに大きな指針となっています。このことで、前述の設計理念、“建築<まち<人“に”<地球“が加わりました。

Q4:将来の夢
A4:2020年、コロナウィルルスの影響で社会は大きく変わろうとしている今、建築家として経営者として、持続可能な社会へ貢献し続けること。具体的には、この夢に向かって日々の設計業務の中でのSDGsの具現化、地域コミュニティーでのSDGs講座や建築学科の学生へのSDGs講義など次世代へつなげて行く活動など、私自身ができることから活動を始め、継続して行くことこそが私の夢=目標です。

Q5:後輩へのメッセージ
A5:既に多様なキャリアを持ち、社会において大きな貢献を果たされている皆さんが都市経営という人の営みのプラットホームとなる分野で同志として学び、交流することで更に、活動の幅が広がることは、間違いありません。この大学院での学びと交流を大いに楽しみ、時には苦悩しながら、新たな社会へ大きく一緒に貢献して行きましょう。


土野池正義 2020年3月修了生

Q1:現在の仕事の内容
A1:建築設計業界で技術者として40年間以上業務を続けており、現在も建築設計事務所を主宰し、意匠設計、構造設計、工事監理、耐震診断業務と多岐にわたり、官民発注物件を含めて多種多様な用途の建築物の安全安心の為に、日々設計業務に邁進しています。

Q2:入学の動機
A2:都市経営研究科修士課程一期生募集の内容を日経新聞で知ったのは、10月末日であったのを記憶しています。何時かの機会にリカレントをと考えていた時期でもあり、斬新なカリキュラムの内容が動機となりました。

Q3:入学してよかったこと
A3:終了年限は2年間、短時間であるが、非常に内容のある講義、集中講義やワークショップを含めて内容の斬新さは、社会人大学院ならではの経験でした。1回生の終了間際には、レポート提出に追われ、息つく暇も無かったのは、久々の経験でした。院生仲間の輪の広がりと協力意識は、職場でも経験できない2年間でした。東京で行われた論文構想インターゼミへの参加もよい経験になりました。ご指導いただいた先生方の熱い論文指導に感謝しています。

Q4:将来の夢
A4:都市経営について培った2年間の経験をこれからも広い視野を持って、業務に生かしたいと考えています。

Q5:後輩へのメッセージ
A5:人生で初めての学位論文の執筆、論文構想段階では、『空き家対策と利活用』、『県内産材木材の利用動向と林業の将来性』、『タワーマンションのライフスタイル研究』、『余剰ゴルフ場の発生要因と将来動向』思いつくままに研究課題を抽出しました。論文執筆を始めると、論文の求める文章能力、研究内容が持つオリジナリティ、研究の独創性、研究目標に対しての論証能力等について、自分の力量がいかに不足しているかを気付かされました。アンケート調査回収では、回収率25%と低迷したこと、心が折れそうになりました。論文完成のため、地理情報システム、ジオコーディング、アンケート調査分析手法、ヒヤリングやインタビュー手法、不動産経済学、重回帰分析等々、講義でも得られた知識と手法、考えられるツールを全て論文執筆に生かせたのは収穫でありました。とにかく、論文完成にはアイデア、独創力を養うことを後輩たちへのメッセージにしたいと思います。


藤岡達也 2020年3月修了生

Q1:現在の仕事の内容
A1:在阪の民間放送局で、スタジオセットやCG、テロップなどのデザイン、管理などを担当する「テレビ美術」という部署のマネジメントをしています。

Q2:入学の動機
A2:社会人として「変化」に柔軟に対応していくために、新しい知識をインプットし続けることが必要だとずっと考えていましたので、40歳を超えた頃から「大学院での学び」を渇望するようになりました。一方で会社からは「マネジメント力」を要求されるようになり、それなりに面白くなってきましたので、私としては、大学院か仕事かの二者択一で、仕事を優先する毎日を過ごしておりました。50代に入り「人生100年」という言葉が出てくると、「修士を目指すことと、仕事は、どちらかを選ぶということではなく、両立すればいいのではないか」と思うようになりました。改組したばかりの本学都市経営研究科は、一期生として自分が新たな扉を開くことができるという意味で非常に魅力的で、それが受験の最後の一押しとなりました。

Q3:入学して良かったこと
A3:まずは、梅田という立地です。通学にも、講義後にみんなで飲んで帰るのにも便利です。次に、「都市のイノベーションとサスティナビリティ」に則った1コマ50分のカリキュラムにより、2年という限られた期間で多くの講義を選択することができます。さらには設備です。膨大な図書収蔵量を誇る学術情報総合センターの本を、杉本町まで行くことなく取り寄せられる図書コーナーと、修士論文執筆のあいだ毎日・毎晩お世話になったPC完備の情報処理教室、これらの部屋の光景は、感謝と汗と涙の記憶とともに生涯脳裏に刻まれることでしょう。そして何より、個性豊かで親身に接していただいた先生方との出会い、コース17名の同級生との出会いが、完成した修士論文とともに、一番の私の財産となりました。

Q4:将来の夢
A4:せっかく今回、私なりの「学問の扉」を開けたのですから、さらに博士課程への進学を目指します。その先は…。このご時世、数年先すら予測できませんが、きっと「自らのバージョンアップ」は、少しなりとも成し遂げていると思います。

Q5:後輩へのメッセージ
A5:私は大学卒業後30年で修士になりましたが、そのあいだ特定の学問を学んできたわけではありません。よって立つ「学問的立場」を持たない社会人は、論文執筆において苦労します。それは仕方がありません。しかしながら、社会人大学院生、そして社会人修士は、社会人であることが「武器」です。そしてその使い方は、あなた次第です。一人でも多くの社会人が、大学院に通い新たな知識を得ることで、人生100年時代に充実した人生を送ることができるよう願ってやみません。ぜひともお互い応援し合いましょう。

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